2016/09/24に開催されたScrum Boot Camp OSAKA in September 2016に参加しました。 いつもお世話になっている、スクラム道関西さんのイベントです。
イベント概要
Scrum Boot Camp OSAKA in September 2016の概要は、「スクラムで改善をはじめよう」ということで、アジャイル、スクラムの初心者、初級者向けの内容でした。
スケジュールとしては、
という流れです。
朝の8:30には、会場に到着して、二次会の終わりは、夜の23:00だったので、かなりのハードスケジュールでした!
イベント詳細
オープニング
オープニングでは、Scrum Boot Campのグラウンドルールの共有がありました。 多くの人が集まる場合には、非常に重要な事項だと思います。
チームわけのために、
- 家から会場までにかかった時間の順番
- アジャイルを実践していると思っている順番
で一列に並んだりました。
東京や和歌山といった、かなり遠くから来ていらっしゃる方も、いらっしゃったため、みなさんの意気込みに圧倒されました。
ちなみに、テーブルの道具は、こんな感じでした。
- 付箋
- 情報カード
- サインペン
と、アジャイルの鉄板道具です。
参加目的の確認
チーム分けが行われたあとは、Scrum Boot Campの参加目的の確認が行われました。 みなさん色々な目的を持って参加されていました。
目的自体は、時間ごとに、追加、変更しました。 目的の優先順位をつけることで、いま、何を学ぶべきかがわかったことがよかったと思います。
アジャイル/スクラムの概要説明
山根さんからアジャイル、スクラムの概要について、説明していただきました。
パーキンソンの法則の紹介が非常に心に残っています。 人間、時間があればあるだけ、時間を使うので、バッファというのは使い切ってしまうということです。
スプリントの体験
開原さんがPOとして、スプリントの体験をしました。
スプリントの内容は、飛ぶ紙飛行機を、できるだけたくさん作成するというものでした。
- 計画…1分
- 作成…3分
- ふりかえり…2分
と小さなサイクルを4回実施しました。
サイクルを回すことで、どんどん効率よくできることを実感できます。
また、制約に気がついて、いかに取り除くことが出来るかが重要だと気がつきます。 文書化されたルール以外にも、暗黙的なルールや、何気ない配置など、他のチームとなにが違うのかに、気がつけるかが特に重要です。
お昼ご飯
リクルートジョブズさんのおかげで美味しいお弁当を頂きました!
お昼をチームの方と一緒にすることで、色々と情報の共有が出来たり、お仕事を知ることが出来ました。
このあたりで、ただ集まっただけの集団から、チームへと変化して行ったことを強く感じました。
プロダクトバックログの作成体験
午後は、プロダクトバックログの作成から始まりました。
「既存の旅行予約サイトより魅力的な旅行予約サイトを提供する」がテーマでした。
いかに価値にコミットできるようなプロダクトバックログを作ることが出来るか、他のチームの反応を見て、どういった順番で価値を達成していくかを学習しました。
プロダクトバックログを作成した後は、見積もりを行いました。 見積もりは相対見積もりで、プランニングポーカーを用いて実施しました。
プランニングポーカーを用いて見積もりをすると、見積もった数は、基本的に違った数字をメンバーが出していました。
違った数字を出すと、なぜ違うのかを議論するため、プロダクトバックログをどのように捉えているかを知ることが出来、チーム内での価値のゴールを揃えることが出来ました。 チーム内で議論してコンテキストを揃えることができるのが、プランニングポーカーの良さだと思います。
ふりかえりの体験
ふりかえりでは、KPTとYWTの紹介を宇野さんがしてくださいました。
どちらも過去のアジャイルラジオ「Episode11 ふりかえりの手法あれこれ」で、紹介されてますね。
私も、ブログを書いてました。
YWTの最大のメリットは、Yのやったことが、全員考えすぎることなく、場に出せることだと思います。 Yを出すことが容易であるために、つぎのW(わかったこと)、T(次にやること)を出しやすい雰囲気になります。
クロージング
クロージングでは、チームの1人の悩みや解決したいことを、講師の方々にお伝えして、解決方法を聞く場でした。
アジャイルをどうやって導入すればよいかという悩みから、インフラチームとアプリケーションチームをいかに協力して仕事をするかというDevOps的な質問まであり、色々な方の悩みを聞くことで、自分の仕事の状況を改めてふりかえることができました。
ビアバッシュ
ビアバッシュでは、『アジャイルサムライ』の監訳をされた西村直人さんとお話することもできました。
色々な参加者の方のお話を聞くことができたり、人生の先輩からアドバイスをいただいたりと、楽しい時間でした。
二次会
参加者、スタッフ合わせて、20人弱くらいは、参加されていました。 本編とは完全に切り離された二次会にも関わらず、これだけ参加率の高い二次会は、なかなか経験したことがありません。 それだけ、Scrum Boot Camp OSAKA in September 2016での学びが良かったことの現れだと思います。
おわりに
イベントを開催してくださったスクラム道関西のスタッフのみなさま、スポンサー企業のみなさま、まことに、ありがとうございました。
私自身は少しばかりではありますが、スクラムを経験しています。 しかし、まだまだ経験や知識が不足していることもあり、今回のScrum Boot Camp OSAKA in September 2016を通して、様々な学びを得ることができました。
今後も、アジャイル、スクラムを世の中に広めて、日本のIT企業が、世界で、欧米の企業と肩を並べることが出来るように、活動していきたいと思います。