スクラムマスダーの日記

アジャイル、スクラムに関連した内容が多めです。

フリーランスのエンジニアとして仕事をはじめました

こんにちは。@scrummasudarです。

2021年2月から、フリーランスのエンジニアとして、仕事をはじめました。

2021年3月現在、スクラムマスターとして、フルリーモートで仕事をしています。

Podcastなどで配信しているアジャイルラジオでは、転職活動の状況や悩みを話していましたが、結果についてはお伝えできていなかったので、今回ブログで転職活動のまとめも含めて、お伝えいたします。

TL;DR

  • フリーランスのエンジニアとして仕事をはじめました
  • 転職活動期間に、ご相談させていただいた皆様に感謝です
  • アジャイル開発の支援、組織改善、プロセス改善のご相談を承っております

転職活動を始めた頃

2020年春、私の健康面の都合で、前職を退職することとなりました。しばらくは、仕事をお休みし、2020年の秋から、仕事探しをはじめました。

仕事探しを始めた当初、働く形態についてはフラットに考えていました。そのため、「会社員として働くこと」、「フリーランスとして働くこと」、「起業して働くこと」の3つを想定していました。

逆に言うと、何も定まってない状況で、仕事探しを始めたとも言えます。確固たる思いもなく、「そろそろ仕事を始めないと…」が先行していました。

自己分析が不足しており、自分がやりたいこと、自分がやれることなども見えてませんでした。

色々な方に相談しました

自分で考えるには色々と限界があると感じ、様々な方に相談させていただきました。

なんだかんだで、アジャイル関連で仕事をしたいという気持ちはぶれていませんでした。

アジャイルコーチをされている方、システムコーチングをされている方、会社員としてアジャイルを実践されている方などにご相談させていただきました。
「次の仕事について、相談したいのですが…」と連絡させていただくと、非常にありがたいことに、みなさんに快諾いただきました。
この方々に、お金払って相談していたら、大変な金額になっていると思います。本当に感謝しかありません。

この相談を実施したことで、自己分析が深まり、求める仕事、諦める仕事も明確になってきました。

一通り相談を終えた際に、「企業の正社員でスクラムマスターとして働こう」という気持ちが固まり転職活動を進めていました。

エージェント経由の転職活動

結果としては、全くダメでした…。

関西の企業で、プログラミングはしない役割で、スクラムマスターなどアジャイル開発を実践している企業(または検討している企業)で働きたいという枠だと、公開されている求人にマッチしない感じなんだなと考えています。

SNS経由での転職活動

Twitterで転職活動について、状況をツイートしていると、いくつかの企業様から「まずは面談どうですか?」とご連絡いただきました。

エージェント経由でうまく転職活動を進めることができていないツイートをきっかけに、連絡いただくことが多かったです。

東京拠点の企業様から「フルリーモートの可能性も含めて、どうですか?」と連絡いただくこともありました。

「東京には、スクラムマスターを求める企業がたくさんあり、フルリーモートでの仕事もあるんだなぁ」と感慨深く思いました。

逆に、関西拠点の企業で働くことの難しさを痛感しました。

「正社員かフリーランスか」の苦悩

正社員として仕事を求めて転職活動を進めた結果、とある企業様から内定をいただきました。スクラムマスターではありませんが、プログラミングをしない立場で、エンジニア組織をより良くする役割で働くことができる環境でした。

そんな中、Regional Scrum Gathering Tokyo 2021で「今、転職活動中です」と話をしていると、「業務委託でスクラムマスターとして、どうですか?」と連絡をいただきました。
連絡をいただいた直後には、「もう内定をいただいているので、新しく面接を始めることは考えてないのですよね…」とお伝えしました。
しかし、お話をしていくうちに、「やはり、スクラムマスターとして仕事ができる環境があるのであれば、挑戦したい。」という気持ちが高まり、業務委託での面談をさせていただきました。
結果、現在お仕事をいただいている企業様と私とで仕事内容や条件に合意をすることができました。

その結果、私には2つの選択肢が現れました。

  • 正社員として、関西の拠点で、組織をより良くするための役割で働く
  • フリーランスとして、フルリモートで、スクラムマスターの役割で働く

1週間悩み続けました。
その間、家族、友人、アジャイル開発の師匠など、転職活動初期と同様、様々な方に相談しました。

久しぶりの仕事だからこそ安定的な正社員で働く方がよいのではないか?、情勢がリモート中心とはいえ今後オンサイトで働ける環境がよいのではないか?、フルリモート環境で働けるのか?、何が何でもスクラムマスターをやってみたい気持ちがあるのではないのか?

様々な気持ちが渦巻く中、スクラムマスターとして働きたいことを一番優先したいと考え、フリーランスの道を選択しました。

仕事の宣伝

スクラムマスターをメインに、アジャイル開発の支援、組織改善、プロセス改善の仕事を中心に仕事をしていきたいと考えています。

開発チームやマネージャーの方々と伴走し、一緒に考えながら、プロダクトや組織をよりよくしていく立場で働いていきたいと思います。

フルリモートでも、オンサイトでもお仕事可能ですので、お気軽にご相談いただけると、嬉しいです。

おわりに

転職活動期間中に、個別にお話をさせていただいた皆様、企業様には、大変感謝しています。
特に、内定を頂いたにも関わらず、辞退をご連絡した企業様には、いまでも心苦しく思っています。

「失敗は学び」とは言いますが、僕は、やっぱり失敗は怖いです。だからこそ、選択に後悔もします。

内定を頂いた企業様の業績が好調な様を見聞きすると、「やっぱり内定を受諾するべきだったか?」と思います。
フリーランスの道を選んだことに、後悔するときもあります。

ただ、フリーランススクラムマスターの道を選ばなかったら、やっぱり後悔していることが、容易に想像できます。

僕は、どういう選択をしても、良かったと思えると同時に、後悔をする人間です。
だからこそ、物事を多面的に考えることができるし、理想と現実のバランスを考えて行動することができるんだと思っています。

「こんなブログを書いてお仕事を今後いただけるのか?」と考えたりもしますが、正直に話をするのが一番だと、今は思ってます。

せっかく選んだ道なので、フリーランスとして、仕事を頑張ってみます。
今後、お仕事のご相談も、仕事関係なしの雑談も含めて、興味を持っていただいた方々とお話できれば嬉しいです。

TwitterのDMは、開放しているので、お気軽にどうぞ!

twitter.com

『プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける』

プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける』を読み終えました。

本書は、マーケットリーという架空の企業を通して、プロダクトマネジメントにおける落とし穴を、どのような方法で回避していくことができるかについて、記されています。

戦略、プロセス、組織といったいろいろな角度から述べられており、プロダクトの責任者をされていらっしゃる方だけでなく、経営層の方にも、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。

プロダクトマネジメントに記された非常に良い書籍ですので、私が気になったところを紹介させていただきます。

ビルドトラップとは

ビルドトラップは、以下のように定義されています。

ビルドトラップとは、組織がアウトカムではなくアウトプットで成功を計測しようとしていて、行き詰まっている状況のことです。

アウトプットとは、プロダクトの数、リリースした機能数、リリース回数、開発チームのベロシティなどとされています。

アウトカムとは、機能を届けて顧客の問題を解決した結果のことです。 具体例としては、アクイジション、リテンション、収益、顧客の解約などがあります。

私の過去の失敗経験からも、機能、リリース回数、ベロシティが改善されているから、うまくいっていると思っていたことがあります。まさに、ビルドトラップにハマっていたといえます。

アウトカムについて詳しく知りたい方は、ぜひ下記のOutcome Deliveryについて詳しいGabrielle Benefieldさんの動画を御覧ください。

www.youtube.com

プロダクトをどう捉えるか

本書では、プロダクト自体に価値はないといっており、自社のビジネス価値と顧客にとっての価値を交換する媒介であるとしています。

そのため、価値をプロダクト自体にあると勘違いしていると、機能数などアウトプットを成功の指針としてしまう言っています。

プロダクト自体に価値を感じてしまうことは、人間誰しもあるかと、僕は感じています。
開発者であればソフトウェアそのものですし、営業であれば提案資料、カスタマーサポートであればメール文面など、プロダクトに関するものを作っていると思います。 だからこそ、「せっかく時間をかけて作ったのだから」、「プロダクトは自分の分身だ」と感じるのだと思います。

各個人が上記のように感じることとは別に、「顧客にとってプロダクトとは、どのような存在であるのか?」を改めて企業で定義していくことが大事だと感じています。

優れたプロダクトマネージャーと悪いプロダクトマネージャー

本書ではプロダクトマネージャーの重要性や、どのような役割を果たすべきかについて、詳しく示しています。

逆に、どのようなプロダクトマネージャーは悪いのかも示しています。
典型例として、

  • ミニCEO
  • ウェイター
  • プロジェクトマネージャーだった人

アンチパターンとしています。

優れたプロダクトマネージャーは「なぜ」を顧客やステークホルダーや開発者に聞き、ビジネス目標と顧客が実現したい価値を達成することが大事とされています。

プロダクトのなぜを考えるためにオススメなのが、サイモン・シネックの『WHYから始めよ! 』です。書籍も素晴らしいですが、20分程度のTEDがあるので、まずは動画を視聴するのをおすすめします。

プロダクト戦略

戦略というと、将来プロダクトがどうなっていてほしいのか、自社が市場においてどういうポジションであるかがイメージしやすいです。
もちろん、本書でもビジョンの大切さが語られています。

個人的に大事だなと感じた文言は、戦略的意図で、ジョシュア・アーノルドによる価値検討フレームワークについて書かれていたことでした。

価値検討フレームワークの内容は以下です。

  • 収益を増やす
  • 収益を守る
  • コストを減らす
  • コストを避ける

お金に関することは企業を運営していく上で避けて通れません。特にプロダクトの責任者であれば、必ず考える必要があります。
今取り組もうとしていることが、どれを選択しているのか?、偏ってないか?、は検討したいです。

特にサブスクリプションモデルが通例になってきた世の中においては、収益を守る観点は重要だと、個人的に考えています。
サブスクリプションモデルは一度に得られる金額が少ないからこそ、リテンションが重要だと考えています。

プロダクト主導組織

いくらよいプロダクトを作ろうとしても、組織の評価軸が適切でなければ、結果的にユーザーに利用されないプロダクトを作り続けることになります。

本書においても、コダックの組織決定スピードの遅さによる没落事例、ボーナスを貰うために一ヶ月無駄にしている事例、予算を使い切ることが第一になっている事例が記されています。

特に後者2つの事例は、アウトカムではなくアウトプットを計測対象にしているからこそ、起きてしまっている事例です。

これらを解決するには、「ビジネスとしてプロダクトが成り立っているのか?」に関する指標が大事だと考えています。

指標としては、以下が代表例だと思います。

  • 利益は確保できているのか?
  • 売上は増えているのか?
  • ユーザーは増えているのか?
  • 流入ユーザーは解約ユーザーより多いのか?

チームが継続するには、チームビルディング、プロジェクトではなくプロダクトにチームを割り当てるも大事ですが、そもそもプロダクトが継続的に利益をもたらす必要があると思っています。

だからこそ、組織、特に経営層が、プロダクトをどう評価するかを考える必要があると思います。

おわりに

本書は、 株式会社アトラクタ 様から頂戴いたしました。
大変感謝しております。

スクラムにおいても「プロダクトオーナーをどのように育てるのか?」は、関心事の強い内容だと思います。
本書は、プロダクトオーナーが幅を広げるために必要なことが数多く記載されており、ぜひ読んでいただきたいと思います!

プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

  • 作者:Melissa Perri
  • 発売日: 2020/10/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

Regional Scrum Gathering Tokyo 2021のスライドまとめ #RSGT2021

2021/01/06から、Regional Scrum Gathering Tokyo 2021(以下、RSGT2021)が始まりました!

2021.scrumgatheringtokyo.org

本ブログでは、RSGT2021のセッションの発表資料をまとめています。 個人で発見した発表資料のみですので、掲載していないセッションの発表資料がありましたら、コメント欄などで教えていただけるとさいわいです。

現時点では、1日目のスライドのみです。

1日目(2020/01/06)

Room: 2F Main Hall WEST手前

ふりかえり手法のおもちゃばこ

qiita.com

Remote Work Native な働き方を志向した結果、Agileな状態に爆進しているとあるHRチームの話 - 組織全体への波及を添えて

2つのモードで学ぶ辛くないスクラム

組織がアジャイルになっていく道を歩んだ時、「少しだけうまくやれたこと」と「うまくやれなかったこと」

アジャイルつまみ食いしたい人向けの「アジャイルから学べること(私が学んだこと)」〜アジャイルに興味をもってもらう方法を添えて

「わからない」と共存するチーム Team controlling CHAOS

Room: 2F Main Hall EAST奥

Rethink Scrum from Japanese cultural perspective

[Online Interpretation] 患者さんや顧客に最大の価値を提供するために ~外資系製薬企業が組織全体の変革を目指しアジャイル導入~~

Bilingual cross-cultural discussion 日本人と外国人のディスカッション: How to accelerate the adoption of agile and scrum in Japan? 日本でのアジャイルとスクラムの導入をどう加速すれば良いか?

Room: 1F Room B

本当に大切なものは余白から生み出される。ゆるい1on1のススメ

たった一人からはじめて70人の縦割り組織にスクラム導入した話

“あざとくて何が悪いの?”建設的であり続けたいだけの、人たらしチームマネジメント

セキュリティとアジャイル開発のいい関係について考える / Security and Agile Development

シリコンバレースタートアップから日系大企業までの組織別DX

コロナ前からコミュニティでリモートモブで常に前に進む『The Great ScrumMaster』翻訳チームの話。普通の私たちが読みやすい本を目指して持続性のある翻訳作業に行きついた。

A ScrumMaster Way - #ScrumMasterWay の歩き方

Room: 1F Room C

アジャイルを忘れるチーム Unlearn Agile

R&Dチームが歩むスクラム守破離ジャーニー

なぜ私はチームにい続けるのか。あるいは、エンジニアとしての成長のためのチームの活用について。

「全社で大規模スクラム(LeSS)移行して1年間」Retty執行役員が全て答えます

スクラムをスケールするとはどういうことか?

とにかく知り合いを増やすことを目的とした会

Room: [Sponsor sessions] 2F Terrace Room

ウォーターフォールモデルをリファクタリングしたらリーン思考とスクラムが(少し)わかった話

日本初! CST-R(認定スクラムトレーナーリージョナル)ってなに?

「変わりたいのに変われない」チームがアジャイルで変わった話

サイボウズ雑談会

ヤマネコのリモート冒険

コロナ禍でのオンライン研修とハイブリッドカンファレンスを支える技術

愛されるプロダクト開発に必要な観る力・聞く力

keynote

Great ScrumMaster

2日目(2020/01/07)

keynote

What’s Testing Got to do with Quality?

Room: 2F Main Hall WEST手前

スクラムにおける「完成」とはなにか?

プロダクトを強化する探索的テスト戦略

プランニング会議は実験室 !チームと顧客に支えられるスクラムマスターの日々の試み

Project Manager が Global Scrum Gathering に参加したら、 一年後 ScrumMaster に転生していた件について。

Scrumチームに「テストは単純作業ではなく創造的な活動だ」という意識を浸透させて良品質&低コストの製品を作るようになるまでの物語

Tips of Product Management for Internal Tools/社内ツール・サービス・プラットフォームにおけるプロダクトマネジメントの勘所

Room: 2F Main Hall EAST奥

[Online Interpretation] 破?scrumからFLATを生み出して実験してみた話し / FLAT: the story of an experiment moving from scrum to our new framework

[Online Interpretation] 独立QAチーム1年戦記:スクラムの外からチームと組織の品質を創る道 / An Independent QA Team's 1 Year's War: Way to Create Quality of the Teams and the Organization from the Outside of Scrum

Integrate your cycle with OODA (Extended Edition of Scrum X Army at ‘RSGT2020’)

野中郁次郎のスクラム再訪問(Nonaka's Scrum Revisited)

Room: 1F Room B

【現地登壇】アジャイルコーチそれぞれの歩み 〜今夜くらべてみました〜

アジャイル戦略論 「チーム作りの巻」~すべての基礎はチーム作りにあり。

[Online Interpretation] Insight Coaching – Nonverbal Communication in Coaching

Room: 1F Room C

ヒット商品を生み出すプロダクトマネジメントブースター

モダンオフショア開発のすすめ

NTTみたいな企業で新アプリをスクラム開発してみんなが笑顔になった

アジャイルコーチとVPoE、あるいはEMの間にあるもの

プロダクトチームの育て方 : MVPの先にある組織づくりの話

Room: [Sponsor sessions] 2F Terrace Room

社外の超初心者POとの歩み方を「遠い昔、はるか彼方の銀河系...」に学ぶ

統制と情熱のあいだ

スライドはDiscordにアップされています。

「企業文化は戦略に勝る」アジリティの高い組織/チームを創ろう!

開発者とスクラムマスターの兼任

マネージャーは「敵」なのか?

ギルドワークスの越境するプロジェクトの進め方

3日目(2020/01/08)

keynote

スポンサーセッション

クリエーションライン株式会社

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