『プロフェッショナルスクラム虎の巻』を読み終えたので、読書ブログです。
訳者のお一人である高江洲さんから献本いただきました。まことにありがとうございます!
スクラムをよりよく運用したい実践者向け
スクラムガイドは更新されるたびに、具体的な内容が少なくなっていき、本質的な内容にフォーカスされています。そのため、スクラムガイドは重要ではありますが、スクラムをソフトウェア開発に適用して運用するには、少し距離が出ているようにも感じています。
『プロフェッショナルスクラム虎の巻』は、スクラムガイドを読み解き、実践しているスクラムチームが、いま取り組んでいるスクラムをよりよくしたい、改善したいと強く思ったときに、有効な本だと思います。
ページ数も200ページほどなので、週末でサクッと読み終わることができ、内容も難しすぎないというのが良いポイントです。
また、コラムである「実際には」という部分が豊富で、いま課題となっていること、より良くしたい箇所にヒットすることが、必ずあると思います。 また、いま取り組むないようでなくとも、スクラムマスターであれば、今後のために、頭の片隅に置いておきたいことが数多くあります。
僕自身も、サティアの変化モデル、DoDの作成と改善のために「Now、Next、Future」を用いるは、書籍を読んで初めて知った内容だったので、今後の手持ちにしておきました。
七つの機能不全
「第1章 スクラムの実践を継続的に改善する」にはコラム「スクラムでよくある七つの機能不全」が掲載されています。
機能不全は、以下の7つです。
スクラムで初めて取り組んでみた際に陥りがちなパターンが書かれています。
1章ということもあり、多くの読者が最初に刺さる内容になると思います。
陥らないための方法は、本書でも書かれていると思います。