スクラムマスダーの日記

アジャイル、スクラムに関連した内容が多めです。

RSGT2018は、最高のイベントでした! #RSGT2018

2018/01/11から2018/01/13に開催された、Regional Scrum Gathering Tokyo 2018に参加してきました!

2018.scrumgatheringtokyo.org

ぼくは、今回が初参加だったのですが、「最高!」しか思い浮かばないようなイベントでした!

「この思いをブログに書かなければ!」と思ったので、書いてみます。

セッション

セッションは、もちろん色々な学びがありました。

個人的に、一番学びがあったのは吉羽さんの「Scrum プロジェクト開始のベストプラクティス」でした。

www.ryuzee.com

今のプロジェクトで、プロジェクト開始前に、「コレは、やっておくべきだったな…」というものが多く、心に突き刺さりまくりました。

色々なプラクティスは存在しない。しかし、失敗には類似性があるので、インセプションデッキを例にとって、プロジェクト開始前に考えるべき観点を紹介してくださっていました。

特に、「非機能要件はアーキテクチャ、コスト、開発期間などに影響を与える」は、ぐはっ…という感じです。スライドの流れ的にもそうですが、「非機能要件の確定」→「アーキテクチャや開発言語などの選定」なんですよね。
個人的に、「アーキテクチャや開発言語などの選定」→「非機能要件の確定」の流れが多い気がしています。(もちろん、ぼくの短い経験なので、世間一般は、よくわかりませんが…。)
あるべき流れを知らないことこそが、失敗の要因の1つだと思います。

色々と「ああ、こうなんだよなぁ」と感じたところは多いのですが、ぼくのプロジェクトの話は、このブログに書けないので、ココまでにします。
痛感するセッションほど、公開できないのは、つらいですね…。発表していただいた皆様に、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

オープンスペーステクノロジー

3日目は、参加者が、自分で話をしたいテーマを掲げて、参加者同士で集まるオープンスペース形式でした。
「せっかくRSGT来たし、ぼくも、テーマ出そ!」という感じで、「スクラムチームと会社組織の構成」というテーマで、場を設けさせていただきました。
なんだかんだで、人も集まっていただいたので、色々と得ることができました。他の方に役立ったかは、わかりません。
わからないけど、みなさんぼくの話に付き合っていただいたので、本当に感動です。

OpenJam

会場にプロジェクターが置いてあり、自由に発表できるOpenJamのスペースがありました。
通常のセッションの裏で、発表もしていたりと、「知ってたら聞きに行きたかった〜」というものもありました。
このあたりが、もやもやするところなんですけど、このもやもや感が、RSGTの良いところなんだと思います。
「聞けなかったし、じゃあ、話聞きに行こう!」と気軽に思えるのが、RSGTなので。
聞けなければ、話かけにいけば、よいのがRSGT。

個人的に、初参加ということもあり、OpenJamの存在を知らなかったので、「事前にわかっていれば、なにか用意してきたのに〜」と、ちょっと残念でした。
プロポーザルに落ちても、「やっぱりRSGTで、なにか伝えたいのだ!」という方は、事前準備必須です。

参加者との出会い

お昼休憩は1時間以上、短い休憩でも15分と、廊下で様々な方とお会いすることが出来ました。
1日目のセッション終了後には、ネットワーキングパーティー、イベント終了後には、2次会で中華料理を食べに行くなど、色々とお話できたのが良かったです。

書籍や発表スライドだけでお名前を存じ上げていた偉大な先駆者、同じような悩みを抱えて会社で頑張っている同年代、同じ地方ならではの悩みを抱えるコミュニティ運営をされている方などなど様々な方とお話をすることができました。
参加者同士で話をして場を作るというのは、RSGTならでは、と感じました。

いま思い返せば、「あの方とお話しておけば、よかった…」という気もしますが、コレは次回の楽しみにとっておこうと思います。

コーチーズクリニック

スクラムのコーチをされている方と1on1で悩みを相談できる、コーチーズクリニックがありました。
普通に考えて、無料で、スクラムコーチの方にお悩み相談できるとか、贅沢すぎます。
なにか悩みがあれば、間違いなく、利用するべきコンテンツだと思います。

Regional Scrum Gathering Osaka!?の開催発表

Regional Scrum Gathering Osakaを6月に京橋で開催すると、2日目のランチタイムに、川口恭伸さんが発表されていました!
大阪といえば、地元開催です。もう、参加するしかありません。
すでに、ワクワクが止まらない状態です。

 おわりに

RSGTを運営していただいたみなさま、本当にありがとうございます!

今回初参加&東京遠征ということもあり、会場に到着したときには、オロオロしてました。ただ、いつもの関西でお会いしている方々も数多くいらっしゃったので、安心して1日目のKeynoteを聞くことができました。関西のみなさま、本当にありがとうございます。

名刺が、1日目にして、残り1枚になるという事態に陥ったため、名刺交換できなかった方、本当に、ごめんなさい。完全に、名刺を持ってくる枚数を間違えました。次回は、「名刺を箱ごと持ってくる」という改善をします。

今回は、初参加にも関わらず、1日目のランチタイムに「ますだー、FIRST TIMERでは、ないでしょ!」と言われた感じの初参加者でした。
運営の方には、地方からきた初参加者として、少しはフィードバックできたとは思います。地方勢がRSGTに初めて参加しても寂しくない取り組みは、RSGT前から地方でできるので、関西で頑張ろうと思います。

アジャイルラジオ、聞いてますよ〜」と声をかけていただいた皆様ありがとうございます!最近、全然、出演できていませんが、みなさん、今後も聞いてください!

agileradio.github.io

来年も、必ず参加するぞ!

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RSGT2018のスライドまとめ #RSGT2018

2018/01/11からRegional Scrum Gathering Tokyo 2018が始まりました〜。

2018.scrumgatheringtokyo.org

発表スライドまとめてみました。
個人的に見つけたスライドだけですので、他にもあれば教えていただけると嬉しいです。
今は1日目のみですが、日々更新予定です。
2日目発表分を更新しました。
3日間の内容としました。

1日目

Keynote

Build a Workplace People Love – Just add Joy

speakerdeck.com

HALL-A

心が折れてもソシキ・カイゼンを続けられるたった一滴の魔法

speakerdeck.com

チームワークあふれる働き方を目指して -サイボウズが歩んだスクラム導入の道-

www.slideshare.net

ゲーム開発現場の中心で心理的安全性を叫ぶ

www.slideshare.net

Scrum プロジェクト開始のベストプラクティス / Best Practice for Initiating Scrum Project

www.ryuzee.com

HALL-B

Cultural context is everything

サーバント・リーダーシップを掘り下げて考えましょう

www.slideshare.net

6 Years Of Teaching Certified Scrum Developers: Re-spec, Re-design & Re-entry

Walking Scrum History with Patterns

slide.attractor.co.jp

2日目

Keynote

敢えて属人化せよ!エキスパートの集団こそが最強のチーム(Embrace Collaboration and Fun of Coding)

HALL-A

リモートワークは難しい - それでもぼくらは歯をくいしばってやっていく

speakerdeck.com

スクラムチームとして、妨害リスト(Impediments List ) を運用して見えてきた課題解決方法

speakerdeck.com

「ふりかえり」の始め方と続け方

speakerdeck.com

モヤモヤ女子大生がプロダクトオーナーになったら!

Panel - 実感駆動でものづくり ー 協調学習過程としてのスクラム。欲しいものを、どうやって知るか。

www.slideshare.net

www.slideshare.net

HALL-B

Scrumが難しいのは幻想 -情熱の再定義-

speakerdeck.com

ウォーターフォール大規模プロジェクトの中でスクラムでチーム運営をやってみた

speakerdeck.com

アジャイル開発をさらに進化させる組織KPI導入のすすめ

Smug? Oyatsu Shrine ~ Improvement patterns seen through practicing "Oyatsu Shrine" ~ どや!?オヤツ神社 ~実践しているオヤツ神社を通して見る改善パターン~

www.slideshare.net

がんばれスクラムマスター(流しが見てきたスクラムマスターの理想と現実)

speakerdeck.com

Teamwork Revolution - チームとものづくりに真正面から向き合うモブプログラミング -

speakerdeck.com

Workshop

「プロばこ」で学ぶ作業プロセス・デザイン・ワークショップ

帰ってきた地獄のデイリースクラム

OpenJam

「組織の中で自分を活かす生き方」のはじめかた

www.slideshare.net

Let's Enjoy Retrospective Facilitation!!!

speakerdeck.com

マイクロサービス化プロジェクトへ スクラムを導入しようと思った3つの理由

0から始めるスクラム開発 ~中途入社エンジニアが集まって始めたスクラムの変遷~

Less導入によるビフォーアフター

名古屋オフィスへのスクラム導入事例

3日目

Workshop

あなたのLeSS(大規模スクラム)を作ろうゲーム(build your own LeSS game)

Keynote

あなたの中に世界がある / You are the World

speakerdeck.com

2017年のふりかえり(発表編)

2017年も、数日で終わりなので、ふりかえりブログです。今回は、発表編です。
発表といっても形態は、色々ありますが、2017年には、以下の2種類を行いました。

  • 技術コミュニティでの登壇
  • テック系Podcastへの出演

他にも、色々と該当しそうな事象はありそうですが、このブログでは、2つに絞りました。

技術コミュニティでの登壇

2017年は、3度の登壇機会をいただきました。すべてアジャイル関係です。
普段から「アジャイルアジャイル」と言ってますが、登壇するのは2017年が初でした。むしろ、他の分野で、今まで、よく発表できたな…という感じです。

まいど!Agile Japan 2017 大阪サテライト

登壇1つ目は、まいど!Agile Japan 2017 大阪サテライトでの10分LTでした。

agilejapan-osaka.connpass.com

発表資料はコレ。

speakerdeck.com

Agile Japan 2017 京都サテライト おいでやす〜

登壇2つ目は、Agile Japan 2017 京都サテライト おいでやす〜での懇親会LTでした。

connpass.com

発表資料はコレ。

speakerdeck.com

DevLOVE関西2017 commitment 〜"何"にコミットするのか?〜

登壇3つ目は、DevLOVE関西2017 commitment 〜"何"にコミットするのか?〜での発表でした。

devlove-kansai.doorkeeper.jp

発表資料はコレ。

speakerdeck.com

ふりかえってみて

よくよく考えてみると、「勢い」って大事ですね。

まいど!Agile Japan 2017 大阪サテライトは、参加者が約150人と人数がかなり多かったですね。その場に、平鍋さん、川口さん、新井さんなど、偉大なアジャイルの先駆者の方々の前で、よく、あんな発表できたなぁと。
良くも悪くも、「会場は、普段、働いてる会社だし、運営も、知り合い多いから大丈夫やろ〜」くらいの軽い気持ちで、LT申し込んだのが良かったのかもしれません。

Agile Japan 2017 京都サテライト おいでやす〜の懇親会LTは、かなり楽しい感じで発表させていただきました。あの楽しさは、今後出せない気がします。参加者のみなさんも酔ってるし、僕も酔ってるから出来た、楽しい雰囲気だったと思います。

DevLOVE関西2017 commitment 〜"何"にコミットするのか?〜も、DevLOVE関西の運営のみなさまから、「発表しませんか?」と声をかけていただいて、気軽に「OKですよ!!」と返信してました。イベントページが公開されたのを見てみると、他の発表される方は、市谷さん、長沢さん、比企さん、irofさんなどなど、コレまた、日本で第一線で活躍されている方々ばかり。

登壇することは、個人的に、非常によい機会だと思っています。自身の中で、もやもやした部分を整理したり、知らないことを調べてみたりと、スキルアップに繋がると思います。
2017年は、ホント、気軽に登壇した気がします。「ちょっとやってみよう」という勢いで行動してきた結果です。後先考えてないとも言えますが…。
関西のアジャイル界隈は、20代で「アジャイルやったろ!」という方をほとんど見かけないので、若いエンジニア方には、おすすめ界隈です。アジャイルといっても、カイゼンやプロセスの話だけでなく、TDDや自動化などエンジニアリングの話も十分対象範囲です。個人的には、テストコードの話とか、むしろ聞きたいです。

また、2018年も、アウトプットの形として、技術コミュニティでの発表を続ける事ができればと考えています。僕の経験が、他のエンジニアの方々のお仕事を改善につながれば、嬉しいです。

ということで、2018年は1月から発表する機会をDevLOVE関西さんから、いただけました。関西の地で現場を前進させんとする者達の話というイベントになります。

devlove-kansai.doorkeeper.jp

ブログ書いているときに、発表時間が30分というコトに気が付きました。勝手に20分と思ってました。気が付いてよかった。このふりかえりブログ、僕自身には確実にお役立ちしてますね。

テック系Podcastへの出演

テック系Podcastへの出演と書きつつ、アジャイルラジオの話ですね。

agileradio.github.io

2017年は、10回ほど出演しました。2017年後半は、あまり参加できなかったのが反省点です。
アジャイルラジオで本格的に話することになってから、色々なテック系Podcastを聞くようになりました。

いま聞いているのは、3つです。他にも聞いていましたが、やめちゃいました…。

テック系なので、やはりエンジニアリングに関連する内容を話したいですが、僕の出演するアジャイルラジオは、ほぼ出来てないですね。アジャイルラジオ自体が、どちらかといえば、ゆるいテック系Podcastキャストなので、雰囲気合わない気も…。
ただ、モダンアジャイルやモブプログラミングなど、流行りどころもきっちり押さえつつ、ファシリテーションやゆとりといった普遍的な話もしているので、バランスは良かったと思います。
スクラムガイドが2017年に更新されたので、話したかったですが、2017年は、収録機会を逃したので、2018年早々にも、収録したいですね。
アジャイルラジオは、2週間に一度の更新で、基本的に2回を1回で収録しています。定期的に、収録に追われているので、2018年は、計画的に収録しようと決意しました。スクラム道関西は、最近、運営メンバーが増えてきているので、うまくやりくりできそうな気がしています。