スクラムマスダーの日記

AWSやアジャイルの学習の記録

日本と世界のアジャイルの導入状況

日本では、アジャイルが、なかなか導入されていないという声を聞きます。現在、私が取り組んでいるプロジェクトでは、アジャイルを導入しています。しかし、私の短いエンジニア人生を振り返っても、基本的にウォーターフォールでの開発をしてきました。 実際、アジャイルはどれくらいの割合で導入されているのか、日本と世界を比較した場合、日本の状況は、どうなのかを調べましたので、紹介します。

日本のアジャイル導入状況

IPAが発表している「アジャイル開発の現状と課題」という資料をまずは確認してみた。 一番最近では、アジャイルジャパン2014の参加者アンケートが実施されており、

  • 多くのプロジェクトで使っている
  • 一部のプロジェクトで使っている

の合計は、70.6%と、かなりの企業で導入されているように思える。 しかし、アジャイルジャパンという、アジャイルに興味を持っている、導入済みのアジャイルをより良くするということが目的の参加者も多くいるイベントなので、日本の実情を表しているとは言いがたいだろう。

PMI日本支部が発表している、「アジャイル プロジェクト マネジメント意識調査報告 2015」では、アジャイル開発を現在導入しているのは、31%と、なっている。

おそらく、この31%は、日本の実情をよく表しているだろう。

simplearchitect.hatenablog.com

マイクロソフトのDevOpsエバンジェリストの牛尾さんが、ブログに引用している引用元でもあるので、信頼性の高い数字と言える。

世界のアジャイル導入状況

VersionOneが出している、「STATE OF AGILE REPORT」を確認してみる。 回答者3,880名のうち、96%がアジャイルを採用している。 ただ、VersionOneは、アジャイルツールの会社なので、アジャイルジャパンのアンケート結果と同様、かなり上振れしている可能性を否定出来ない。

IPAの「非ウォーターフォール型開発の課題と対策を知る!」を確認してみる。 フォレスター・リサーチ社の調査によると、2009年の時点で、アジャイルの導入率は、45%となっている。

eWeekの記事、「Agile Development Hitting the Mainstream, Report Says 」によると、アジャイルの採用率は35%、ウォーターフォールの採用率は34%と、アジャイルが初めて上回ったと、2010年時点で、報じられている。 今年は、2016年で、IPAの資料にあるアジャイル普及率の伸び率を考慮すると、すでに90%の企業が採用していても、不思議ではない。

おわりに

Agile2016では、モダンアジャイルという、アジャイルの再定義が行われていると、知りました。

www.slideshare.net

日本では、アジャイルを採用している企業が少なく、アジャイルコーチの役割は、ほとんどがアジャイルをいかに導入できるかの段階だと感じています。 実際に、私の拙い知識で、色々とアドバイスすることもありますが、「アジャイルを導入したいが、どうすればよいか?」という質問ばかりです。(※私自身は、アジャイルコーチという仕事をしているわけではないですが。)

日本でも、アジャイルの話をもっとできるような文化や組織を作るために、今後も、活動していければと思います。

さらに、おわりに

大阪で、Scrum Boot Camp OSAKA in September 2016というイベントが行われます。 私が、いつもお世話になっている、スクラム道関西さんのイベントです。 2016/09/10時点で、まだ空きがあるようなので、アジャイルスクラムに興味を持っていただける方には、参加していただきたいと思っています。 ちなみに、私も参加します。