スクラムマスダーの日記

アジャイル、スクラムに関連した内容が多めです。

「DDD.rb #12 RDRA for DDD ワークショップ!」に参加した!

2017/05/19は、「DDD.rb #12 RDRA for DDD ワークショップ!」に参加しました。

dddrb.doorkeeper.jp

絶賛勉強中のDDDに関するワークショップだったので、知見を深めるために参加した感じです。

資料は、以下の内容です。

www.slideshare.net

RARDとは

RDRA(ラドラ)は、Relationship driven requirement analysis のことです。日本語では、リレーションシップ駆動要件分析と言われ、要件定義のための手法になります。
詳しい内容は、上記の神崎さんの資料を見ていただけばと思います。

ワークショップの内容

ワークショップでは、会議室を貸し出すサービスをRDRAで表現するという内容でした。
3人1チームで、システム地図を作成したのですが、一緒のチームのみなさんが、すごい方ばかりで、かなりいい感じで、進めることができました。

悩んだところ

ユースケースと利用シーンの違いが、なかなか区別がつかないところで、悩みました。
利用シーンは、ユースケースを安定させるためにあるそうです。ユースケースが明確に表現でき合意できるのであれば、利用シーンが不要としてもよいらしいです。
チームでは、ユースケースをどんどん出してから、利用シーンでいくつかのユースケースをまとめていく方法で進めました。一個一個のユースケースの目的を利用シーンを書くと、いい感じにまとまった気がしています。
一つのユースケースが一つの利用シーンになって、同じ名称になる場合があったので、このパターンが利用シーンが明確に不要な場合なんだろうなと思います。

ワークショップを体験した感想

1枚のシステム地図を描くことで、ビジネスと開発をつなぐことができると感じました。もちろん、大規模で要件が複雑なソフトウェアであれば、1枚でシステム地図を描くことはできないですが、システム地図を分ける範囲が、ドメインの境界にできるようです。
ビジネスサイドで、ユーザーストーリーマッピングしたあとに、そのユーザーストーリーをユースケースとして扱えば、流れとしては良い感じだと思います。
画面の数や種類もざっくり分かるので、UI/UXデザイナーにとっても有効だと思いました。

そのた

2~3年ほど前から、すごいエンジニアだと噂で耳にしていた @chipstar_light さんと初めてお会いして、お話することができた。勉強会でも、色々と質問されていて、実際に、すごい方だと感じました。
次は、@chipstar_light さんが、Agile Japan 2017 京都サテライト おいでやす〜を開催されるので、楽しみ。

connpass.com

Management 3.0 ワークショップに参加してみた

会社のお昼休みに、Management 3.0 ワークショップが行われたので、参加しました。
yoshiyoshifujii さんが、ワークショップを開催してくださいました。

ブログも投稿されてます。

yoshiyoshifujii.hatenablog.com

学びも多くあったので、本ブログでも、共有したいと思います。

Management 3.0の定義

Mangement 3.0とは従業員を幸せにするためにオランダ出身のヨーガン アペロ(Jurgen Appelo)の世界80ヶ国で展開している新しいイノベーションとリーダーシップそしてマネジメント運動です。 リーダーシップの定義をあらため、マネジメントをグループの責任とします。自己組織化により高い内発的動機付けが可能になり、従業員の満足度が向上します。Management3.0は、従業員の満足と組織目標を同時に達成するもっとも効率の良い方法とされています。これはフレームワークや方法論や具体的な活動で定義されるものではなく、組織システムについてのひとつの見方であり、「正しいことをしている」状態とされます。

スクラムのチームビルディングと同じですね。開発チームを自己組織化させることが、スクラムマスターの役割なのですが、まさにMangement 3.0に通じるものがあります。

ちなみに、Mangement 3.0というからには、Mangement 1.0とMangement 2.0もあります。

Mangement 1.0の定義

Management 1.0とは、トップダウン式で、少数の人が権限を持っているタイプの組織の運営方法です。つまりマイクロマネジメントです。ヒエラルキーの下にいる人たちは責任がほとんどなく、いい仕事をしようというモチベーションがありません。このとき、「マネジメントとしては間違ったことをしている」状態になってしまいます。しかし、残念ながら世界でもっとも広く普及しているマネジメント方法です。

Mangement 2.0の定義

Management 2.0とはManagement 1.0という古いシステムに、作業効率と従業員のモチベーションを上げるための、大量の活動を追加した状態のことです。こちらもトップダウン・アプローチに変わりはありません。そして残念ながら度々間違ったアプローチを適用している「正しいことを間違った方法でやっている」状態とされます。

※引用
http://nuworks.jp/ja/management30/

ワークショップについて

ワークショップでは、ムービングモチベーターズを行いました。

ムービングモチベーターズ、モチベーションポーカー – NuWorks合同会社

ムービングモチベーターズは、

  • 受容 「私の周りの人が、私がやっていることや私らしさを認めてくれる」
  • 好奇心 「調査したり、考えたりしたいことがたくさんある」
  • 自由 「私は自分自身の仕事と責任で他人から独立している」
  • 地位 「私の職位は、優れていて、いっしょに働いている人たちから認められている」
  • ゴール 「私の人生の目的が、私がしている仕事に反映されている」
  • 名誉 「私個人の価値が私の働き方に反映されていることを誇りに思う」
  • 熟達 「私の仕事は難しいが、まだ能力の範囲内にある」
  • 秩序 「安定した環境のための十分な規則と方針がある」
  • 権力 「私の周りに起きることを自分で左右できる裁量がある」
  • 関係性 「私は仕事でかかわる人々と良好な社会的つながりを持っている」

の10個を自分の重要視している順番に並び替えるだけの簡単な内容です。

私の結果は、こんな感じ。 f:id:scrummasudar:20170424124748j:plain

やってみて

ムービングモチベーターズをすると、自分が今後どのように進みたいのかを振り返るきっかけになりました。
一緒にムービングモチベーターズを実施した人同士と意見を交換すると、相手がどんなことを考えて仕事に取り組んでいるかを知るきっかけになるので、相手のスイートスポットを理解できると感じました。
相手の意外な一面を知ることが出来たりと、かなりよいワークショップだったと思います。

第5回「アジャイルな見積りと計画づくり」読書会を開催します!

タイトルの通り、第5回「アジャイルな見積りと計画づくり」読書会を開催します。

  • 日時:2017/04/25(火) 19:30~21:00
  • 場所:エムオーテックス株式会社 4F

shin-osaka-agile.connpass.com

内容

アジャイルな見積りと計画づくり」読書会は、名前の通り「アジャイルな見積りと計画づくり」を参加者で読み進め、読んだ内容に関して参加者同士で、お話する会になっています。

内容に関係していればOKということにしておりますので、現場でのお悩みごとや、相談事項がありましたら、ぜひ周りの方に相談いただければと思います。
ほとんどの回で、スクラムやXPなどアジャイルを実践していらっしゃる方に、ご参加いただいていますので、何かしらヒントが得られる可能性があります。

準備事項

読書会ですので、「アジャイルな見積りと計画づくり」を必ずご持参ください。
紙の書籍、電子書籍のどちらでも、大丈夫です。

第5回の読書範囲は、

を予定しています。
※参加者の人数によっては、少なくなる場合があります。

読書会の中で、黙読タイムを設けていますので、なかなかお一人で読書するのは難しい方は、本だけ持参いただき、黙読タイムに読んでいただければと思います。

もちろん、深く学びたい方は、事前に読んできていただければと思います。

おわりに

「開催日が金曜日なら参加できます!」という声をいただいたのですが、調整できず申し訳ございません・・・。
4月は、難しかったです・・・。

5月は、金曜開催からの懇親会の流れを、こっそり画策しています。